2011年7月21日木曜日

行ってまいりまっする。



 お洒落な自由が丘での留守番生活はあっという間に終わろうとしています。ゴーヤが突然ぐんぐん巨大化して、すぐに黄色く熟れてしまうので、かなりアタフタしましたけど。植物ってすごい。


 珍しく新聞を読んでいたら、戦後日本の保守派の思想家、福田恆存(つねあり)のことが書いてあった。一部抜粋。


・・・(前略)福田は「教養とは、節度である」といいながらも、教養はひかえる力だけでなく、他者に自己の意思を押しだす力でもあるとしている。声高に迫る品のない自己主張は、相手を動かすことはできない。自己満足にすぎないことが多い。教養ある人だけが節度をもった自己主張ができる。武器となるのがユーモアである。ユーモアは「その人の教養を物語る」(『私の幸福論』)、と。別のところでは、「真面目」は腐ったり、堕落しやすいが、「冗談」(演技)は腐らないとも言っている。(後略)・・・


 そこで「教養のある人」といったら、真っ先に遠藤周作のことが思い浮かんだけど、それは置いといて、こういう人を保守派っていうのかね、私にはだいぶ進歩的に思えるけど・・・。何にでも無節操に批判論をぶちかますことを進歩的文化人というのだろうね、きっと。この人、1912年生まれでしょ・・・この何気ない記事を読んで、マスコミの人や、政治の人の無教養っぷりは今に始まったんじゃないんだなーってことが分かった。


 グローバルとか、スピリチュアルとか言っても、フワフワしてちゃ本当にどうしようもない。地に足付けて力強く、品格を持って生きなきゃね。ゴーヤみたいに。(違うか・・・。)


 明日から、数日間、岩手です。せっせと更新したブログも、ちょっと滞ります。ご支援して下さった皆様、ありがとう!行ってきます!