2012年4月28日土曜日

万物の本当。


Om。みなさま。またもご無沙汰しておりました。何をしていたかというと、クラスをしにいったり、打ち合わせにいったり、あとは苦手なパソコンとにらめっこ。だいぶ頑張ったと思うけど、まだまだ修行が足りんね。ただでさえ素人なのに新しい機種の扱いに慣れず手こずっていますが、何事もチャレンジ。頑張ります。

何気なくつけたテレビのBSチャンネルで見たドキュメンタリーのワンシーン。若手精鋭のヴァイオリニストが先生の指導を受けているシーンです。「もっと深いところから奏でて!」という先生。でも音楽を言葉で説明するのは難しい。ついに先生は「ちょっと弾かせてくれる?」といって彼の楽器を手に取ります。

その音たるや!画面のこっち側の私が泣けてくるような、いくつものレイヤーに彩られた深みのあるものでした。で、ふとテレビを見ると指導を受けてる彼も泣いてるんですよ。(わかる、わかる、そうだよねー=Sita心の声)

「なんで泣いてるんだ?」という先生に彼は泣きながら答えます。

「わかりません。けどそこに何かがありました。」(そうだ、そうだ=Sita心の声)

そして思い出したように、ポツンとこう言うの。

「この音楽は、もう既に美しいものだったんですね・・・。僕はこの音楽を“美しく奏でよう”としていました。」


先生も“伝わった!”とばかりに大喜び。

「Exactly!! そうなんだ、そうなんだよ!」

これなのよね・・・ヨーガは。

この気づきは演奏家にとって大きいのではないでしょうか?奏でることが楽になるのではないでしょうか?奏でることが歓びそのものになるのではないでしょうか?あるいは、全ての人にとっては、生きることが楽になるのではないでしょうか?

それに気づいた音楽家はもはや、音楽と離れてはいない。音楽という自然美の大きさを知った彼は、知ったからこそ自由になる。


全てはもう既に美しい。(ちょっとケンシローみたいだな・・・=Sita )。私達の生にとって、その気づきは重大な意味を持っていると思う。


いつも予告ばかりで申し訳ないけどパソコン頑張って、頓挫していたヤートラの写真と、先日の横須賀の記事、WSの告知など、続々アップしていくつもり。頑張るぞー! 


またすぐにねー!