2012年8月15日水曜日

マキリンピック観戦。

オリンピック、素晴らしかったね。

・・・といっても、あまり観てないけどね、テレビ無いからね。お盆に里帰りしてレスリングだけ観ました。インドvs日本の決勝で、思わずインドを応援してしまう非×民な私。


インド人は小さい。日本人よりも小さい。小さいスシル・クマールが、でかい西洋人に果敢に挑んでいくのには心打たれました。後情報だけど、彼のイシュタデーヴァタ(個人的に崇拝する神様)はハヌマーンです(そりゃそうでしょー!)。そして、彼はヴェジタリアン。しかも、結構制限された食べ物しか摂ってないらしい(チャパティとミルクとサムシングね)。

「お肉も食べなきゃだめよー!」という人々に対して、私の健康状態とか、筋肉量を示すだけじゃ全く説得力なかったんだけど、スシルのおかげで益々胸を張って言えるぜ。よっ!ヴェジタリアンの雄!


しかし、いったいヴェジの何がいけないってんだい?



さて、私もマキリンピック(母校の陸上部OBが4年に一度開く大会)に行ってきました。
高校生だった当時、運動なんてしたこと無かった私は早い選手じゃなくて、県を幾つかのブロックに分けた地区大会で2位だか3位だか、そんな程度。しかし、とりあえず、私の居場所はあのトラックでした。


さて、開会前に裸足でトラック一周してみたんだけど、足裏から伝わる感触は「こんなだったけか〜??」って感じ。「うーん。スパイク履かないと分かんないのかも・・・。」しかし、レースが始まって後輩や同級生らが走るのを観てたら突然思い出した。血液沸騰!思わずホームストレッチを駆けながら「ファイト!」と叫んでました。

思えば今以上に・・・というか、今よりもずっと、ストイックだった、あの二年間。自分以外に全く興味が無かった私にとっては、陸上競技は自分に挑戦する新たなファクターだったのかも知れない。

まあ、今も似たり寄ったりなんだけどさ、正直、順位とか、名誉とか、他のレーンを走る対戦相手も、どうでもよかったんです(・・・いやあ勝てない訳だよね〜)。不可解な「自分」というものを、ただ、ブレイクスルーしたかったんだと思う。自分に纏わる「まやかし」をブレイクスルーし続けるのが人生だ。そうだ、人生は挑戦だ。




あのトラックは、どんな声援と喧噪の中でも、ただひたすら静かだった気がする。私の記憶の中で、そこは完全な静寂の場所。(瞑想的な空間だったってことか?)変な場所でした。

マキリンピックも、なんだか時間と空間の交錯する、なんだか不思議なひとときだったな。つらい戦いとともに、陸上部の仲間と過ごしたエラく面白い日々の記憶も蘇った。本当に楽しかったんだ、あの頃。みんなのおかげ。やんちゃだったね。


それから(このブログの読者の中にも隠れファンが多い)G先生ともお会い出来て心底嬉しかったなー。先生は昔とちっとも変わらない不敵な・・・もとい素敵な笑みを浮かべていました。こんな先生になりたいと、私は思うのです。




先生、またも勝手に載せてすみません。ふははは。先生はかっこいい。一番かっこいいです。今後とも宜しくご鞭撻のほどを。


あとがき:

「君のお母さんは、高校生の時100M早かったんだよー。12秒で走っちゃうんだから!」
「え、すげ!ボルトと3秒しかかわらないじゃん!」
「そうだよ、たったの3秒!」

その3秒の果てしなさも真実だけど、3秒が一瞬というのもまた本当だ。そう、君のお母さんはカッコ良かった。走れ、少年!