2014年5月2日金曜日

奇跡の脳

みなさん、こんにちは。

まず、はじめに、クラウドファンディングでのヨガホール建設&寄贈プロジェクトにご協力下さった皆様、ありがとうございます。終了まであと60日を切りました。目下、36%のご支援表明を頂いており、私は、ビビりですから、あと64%と思うと、もうパソコン開く度にドキドキしちゃって、心臓が・・・。ひきつづき応援よろしくお願いします。

このプロジェクトの新着情報をなるべくマメにアップして、訪れるのが楽しいページにしたい!と思ってるのですが、先ほどトライしたら、何故かアップロード出来なかったので、とりあえず、こっちをアップデートしようってことで・・・。

いやはや、インドにいる間に、多くの方から「ブログアップしないんですかー?」「なかなかアップしないから、過去の記事を片っ端から読んで凌いでますよ?」などなどのお声を頂いていましたからね、これからは頑張るのです。ロシアのウパーサナー、三浦半島のユウジさーん、鹿児島のミポコー!ほらほら〜、更新してますよー!




ところで私、水戸におります。納豆の水戸、黄門の水戸です。今日は大阪のイベントの為に新幹線の格安チケットを買いに町にいってきました。(注:田舎では繁華街に出向くことを町に行く、と言うのです。)

水戸駅の北口にでると、そこには水戸黄門の銅像がベベーン!と立っていて、そこから国道50号線がズズイッと真っすぐ伸びています。お天気も良かったので、この50号線を市の外れにある実家に向かって歩いて帰ったのですが、途中「笠間24km」の標識に「む。徒歩圏内じゃん!」と思った自分が大変たくましく思えました。いくら私でも昔は笠間は徒歩圏内では無かったぞ(笑)。

田舎にいるとねえ、本当に運動不足になります。実家で落ち着いてアーサナを出来るスペースも無く、歩くのが唯一の慰めなんだけど、誰も歩かないのよ。駅から8キロ歩く、というと変人扱いで全力で止められます。変人なんで勝手に歩かせてくれいただくんですが。

(脳の)茂木さんもテレビで言ってたけど、二足歩行のひとときは「歩行禅」といって格好の瞑想時間だし、やはり足腰鍛えておかないとなあ、って思う。私はねえ、人は、歩かなくなると、生き物としての大事な能力が削ぎ取られるような感じがしてならないのですよ。右脳と左脳のバランスと、そして右脳のアビリティーが。

まあ、そんなこんなで、今日は、本の話。


〜どんなときに、深い心の安らぎのループが働いているのかに気づくことができれば、その回路に意識的につなげることが容易になります。どんなときにこの回路が働いているのかわからず、悪戦苦闘している人もいるでしょう。その唯一の理由は、他の思考に心が向かっているせいです。これは、当然のことです。なぜなら、西洋の社会は左脳の「する」(doing)機能右脳の「ある」(being)機能よりずっと高く評価し、報酬を与えるものだから。あなたが右脳マインドの意識に近づくのが難しいのは、あなたが成長するあいだに「こうしなさい」と教えられたことを実にうまく学んできたからにほかなりません。細胞達のこれまでの成功を、褒めてあげてください。そのうえで、わたしの仲の良い友人、カット・ドミンゴ博士が宣言しているように、「悟りは、学ぶことではなく、学んだことを忘れること」だと知りましょう。(※ 守破離ですねえ・・・byシータ)

(中略)

左脳マインドはわたしを、いずれ死にいたる一人の脆弱な人間だと見ています右脳マインドは、わたしの存在の真髄は、永遠だと実感していますいずれ、わたしは自分をつくっている細胞を失い、三次元の世界を知覚する能力を失うかもしれませんが、このエネルギーはただ幸せに満ちた穏やかな海に還ってゆくだけ。〜


これはある脳解剖学者の手記です。以前この人のトークをYoutubeで見たことがあったのですが、最近、活字で読みました。

若くして有能なドクターでしたが36歳の時に脳溢血になるのね。この手記は脳溢血が起ったときと、快復における脳感覚、身体感覚、超感覚の記録になります。

後半は殆ど、瞑想者とか、いわゆる聖者=悟った人、お釈迦様みたいな人の言っていたことに似た体験が書かれているのが面白い。「瞑想とか、そういうのがどうしても嫌!」と抵抗のある方には良いと思いますね。科学者の左脳を駆使して書いた右脳体験の記述。です。

それからもちろん、脳溢血が我が身に起ってしまった人だけでなく、脳溢血がこれから起る可能性のある人、すなわち私たち全ての人間にも、勇気と知識を与えてくれる本です。女性の口語体で書かれているので、気楽な感じで一般的に読み易って言われてるよ(私は女性語に慣れてないのでちょっと読みにくかったけど・・・)。


右と左を繋ぐんですよ。あるいはバランスするんです。「人間そんなコントロール権は持っていない」と皆は思ってるんでしょう?ここはひとつ、科学者ではない単なるヨガの人である私に言わせてください。

それは「わたし」によって可能なんです。


ヨガの先生は是非読んどいて下さい。