2009年9月30日水曜日

photo マハラニ・ハウス

本当に阿呆というか、もう言い訳のしようがないのだが、これは私の寝床、外に寝てました。だって暑いんだもん。インド人に止められはしたけど、押し通した結果、この天蓋つきのベッドは通称シータのマハラニハウスに。




マハラニハウス設営前は食堂にもなる。これはシータの好物のパロータパーティー。 パロータとクルマの組合わせは健康食ではないけれど、どうしても好きなもんで、やめられないのよね~。
昼間のマハラニハウスはというと、トイレの広場に。この日は、ヨガ三羽烏で仲良くシャンカプラクシャラーナをしました。塩水を5リットル位飲んで腸管を洗浄する、年に一度のアレですね。仲良しとトイレを奪いあいながらやると楽しい。自分の足越しにトイレに駆け込む妹にヤイヤイ言いつつ激写。これが私のスウィートホームインディアです。

2009年9月27日日曜日

photo - on duty

たまには働いている姿を掲載して・・・と思ったのですが、働いている写真が一枚もない。誰かにカメラを渡して「私がお仕事してるところを自然な感じで撮って!」という不自然な状況が苦手だからです。・・・ということで、働きながら撮影した生徒たちを。一見おとなしそうに見える彼らですが、生粋のインドのじゃりん子、たぶんエキサイトさせたら世界一。でこの日は「先生、今日カメラ持ってんだからねー。あんたら、そうやって大騒ぎばっかしてると、あとで写真とってあげないよっ!」と言ってみたところ、速攻でサルヴァーンガアーサナをきめてくれました。ご褒美ショット。ちなみにこのポーズではよそ見厳禁です。



「miss, miss! 見てみて~!」の掛声があちこちから掛かって、大忙しに。カメラなんか持ち出すんじゃなかった・・・。でもみんな写真とられるのが嬉しいのよね。この子らのお母さんよりも年上であろう私を、アンマじゃなくてアッカー、マダムじゃなくてミスって呼んでくれるところが泣けます。インド人はスクエアなポーズよりも、ラウンド型=後屈系が得意、オープンマインダーズ。



さいごはみんなで記念撮影でした。マドライセンターのキッズクラスは、学校がお休み、もしくは半ドンの土・日です。

2009年9月19日土曜日

photo いちばん苦しかった休日?

ヨガティーチャーズの休日、北インド編です。ウッタラカシ(標高1158m)での黙々とした修行の日々を終え、満を持してのガンゴートリ(3140m)、ゴームク(4255m)巡礼。友人のヤスパルと私、健脚には自信のコンビ強行軍の予定だったが、モハナン、ラージガネーシュが加わり、バスが一緒だったらしい知らない女の子スベダもいつの間にか加わって、チームでの行軍となった。スベダ以外は全員先生。昔ガンガーの源があった場所、ガンゴートリのガンガー寺院で出発の記念撮影。


ウッタラカシからガンゴートリまでは、たしか90kmかそこら。バスで5時間であった。翌早朝にガンゴートリを出発、ゴームク氷河までの18kmの道のりを行く。ちなみに多少登りはキツイかも知れないが、足を踏み外したりさえしなければ普通に歩いて行ける禿山の小道である。足に自信が無い人は馬もチャーター出来る。ただし危険な場所は徒歩で。






天気も良くて途中の景色は最高。よその人のブログなど見ていると結構「本格登山行ってきました」的な様子だが、連れがインド人なもので結構、どうしても雰囲気がテキトーな感じである。彼らの服装はやたらと軽装で水も充分に持たない。昼夜の寒暖の差が非常に激しく、持参したポケッタブルのゴアテックス雨合羽上下がとても役に立った。



7年前にシッキムへカンチェンジュンガを拝みに来た時には、殆ど曇りであまり良く見ることが出来なかったヒマラヤがこんなに綺麗に見える。とはいえずっと眺めている訳には行かない。ガネーシャの列車のスケジュールの都合で、2日で山から出ないといけないのだ。地元民のヤスパルと、跳ねっかえりの私以外が、だんだん遅れ始める。足が痛いだけなら納得できるのだが、途中で何かに興味を引かれ夢中になって、長々と時間を潰してしまうのが気になる。


                                                               写真はモハナン。みんなの好き勝手行動がたたり、予定時刻を大幅に上回ってやっとボージヴァーサ(3700m)まで来た。ここでスベダが今夜じゅうタポバンに行って泊まりたい!とゴネる。偶然遭遇したベテランガイドであるヤスパルの兄さんが「もう危ないので無理、昼間でもガイドを付けないとタポバンにはいけない、今夜はここに泊まれ」と説明してくれた。当たり前だ、道なき氷河の山をどうやって登るんだ?地表の下が溶けて空洞になり、毎年平均50人くらいがその落とし穴に嵌って帰らぬ人になると言うのに。水筒を持たずに来た皆が私の水を飲む。命にかかわるような我儘をいう。嫌な気持ちと、高標高の低酸素があいまって胸苦しくて眠れない。防寒具を持たずにきた人が私の毛布を使う。身を横たえた床も壁も容赦なく冷たく、鞄は軽くと言って着替えを持たない人が靴下をよこせという。なんだか良く分からなくなってきた。こんなに苦しいのはインドに来て初めてだ。今日の歩行距離、たった14km。

2009年9月18日金曜日

photo 続・いちばん苦しかった休日?




気を取り直しして、ベースキャンプとしたボージヴァーサのアシュラムを6時出発。ゴームク(4255m)までの4kmを経て、更に4km先のタポバンを目指す。お兄さんの紹介してくれたガイド氏と一緒。頂上に近づくにつれ、壁にしがみつくような急斜面となったが、なにぶん土台が氷河なもんで、しがみつく岩が地面に根ざしておらず、どうにもならない。ガイド氏だけは、コンビニでも行くような風体で、ひょろひょろと登って行ける。野生のヤギ斜面を駆けると、漬物石みたいなのがゴロゴロ落ちてきて、危機一髪。怖い。この写真を撮ったときに「あれ、アタシなんでこんなとこでヒマラヤ登ってんの?」とふと我に帰り、なんじゃこりゃ的妙な気分になっていた。背後のマイペース族が全然付いてこず、ガイドも私も、呆れて無口になってしまっている。




タポバン(4500m)登頂。山頂から流れ落ちる雪解け水を渡ってここまで来たが、太陽が南中する午後2時を過ぎると増水し、危険で帰れなくなるのだ。時間が迫っているのにマイペース後続隊が全くいうことを聞かず、ガイドがイライラしている。我々の命を預かる仕事なんだから、彼がイラつくのはもっともだと思う。ともあれヒンディーの夢のタポバンに来れたことには感謝。ババ達とマタジのクティールを尋ねてから下山。


 
これがガンガーの出発点、ゴームク(牛の顎)。巨大氷河から氷水が流れ出している。危険なので至近距離に寄るのは厳禁だそうだ。ブログとかで壁ギリギリに寄って撮影してるスナップを見たことがあるが、今となってはゾッとする。というのも、私自身、畳数枚分の氷が爆音と共に落盤するを目撃したから。怖かった。時間が相当押している。どうやら雨が来そうだ。










その氷水で沐浴。ついさっきまで「まじですかー」と思ってたけど、先頭切ってズカズカ、ザバーンと行ってやった。この手の躊躇のなさはいつも外国で驚かれるのだが、これは日本人特有の特攻隊気質ではないか。ためらいながらは余計にしんどいし、心も感覚も完全に放棄してしまえばいい。でも上がってからは寒かった。歯の根が合わないというのはこういうことか。ところで、我儘スベダがついに「私はこっちの道を行くべきと思うわ!」と楯ついて、ガイドを怒らせてしまった。山岳のプロの彼にこそ従うべきで、素人が何を根拠にダメだししてんだ!と思った。10年以上ぶりに私は腹を立てているかも知れない。





結局ガイドに置き去りにされた一行、岩場は私がガイドして、ボージヴァーサへ帰りついた(岩場に関してはセンスがあるらしい)。夏とはいえ、日も暮れると本当に寒い。毛布の中の寝袋で咳をしながら眠る。今回の巡礼は、私にとっては本当に試練だった。黙る以外ないというか、黙らないと怒ってしまいそうだった。でもこれも縁なのである。普段は単独派なので、苦手とする他人(しかもカルマの濃い集団)と共に極限に挑む行為は、新たな勉強だったし、休日というより完全に苦行であった。あまりにも勉強することは多かった。寒くても人に毛布を与えること。理不尽な状況にも怒り出さないこと。水は個人の財産にあらず。(でも水くらいは持ったほうが良いよね。)翌日5時にボージヴァーサを出発。やっと安らげる、との思い空しく、ガンゴートリへ戻ってもなお、苦行は続くのでした。
June 2009 Gangotri-Bhojiwasa-Gomuk-Tapovan



2009年9月16日水曜日

photo 人生でいちばん楽しかった日?

 









ヨガティーチャーズはいったいなにして遊んでいるのか? ということで、たまには休日をレポートしてみます。ダチ(!)のマキシム・ニルバン兄弟とお父さん、センディル、パルティバン、近所のラクシュミーでツーリングに行きました。ラクシュミー以外全員先生。
 









バイクで往復6時間ノーヘルでぶっ飛ばすが、まあそういうもんらしい。目的地はコッリマライという聖地。日帰りするには、少し遠い気がするが、これもそういうもんらしい。
 









朝食休憩のマキシムと私。ノーヘルでバイクなど乗り回してる割に、私を含め一同のノリは小学生の放課後。こんな無垢は十代を越えて以来味わっていない。そうだ、まだ性別の差なんて関係ない時に戻ったような感じだ。・・・とすると、ノスタルジーなのか、バイクの後ろから眺める世界がキラキラと、かつて見ぬ程の、或いはいつか見たような、美しさで迫ってきて、その脆い綺麗さに涙が出てしまった。

 








頂上までは日光のいろは坂と同じような感じ。私はお父さん、マキシム、ニルバンの後ろに乗ったけど、最年少のニルバンは非常に運転が上手い。センスがあるというのはこういうことか。

 








到着。寺院に入る前には恒例の沐浴。ここの目玉の大滝が、先週の水死事故で閉鎖になっていたため小滝で。でも私達は全員が泳ぎ下手なので、小滝で充分だ。ニルバン耳に水が入って泣きっ面。

photo 続・人生でいちばん楽しかった日?

    
   
とにかく 小学生ぐらいの勢いで全力で遊びまくる。


そして、眠たくなったら、その辺で寝とく・・・と。
                                                                

運転中にやたらよそ見してたニルバン。ついにバイクを止め目当てのジャックフルーツ収穫。猿のようだ。
                               
ゲットしましたー。マキシムのヤマハに乗せる。物静かで口数の少ないセンディルのスマイル。
楽しかった一日も終わる。我が人生の青春期はこの一日に集約された気がする。これからまた3時間バイクで2ケツと思うと、お尻が痛くてたまらないが、ほんとうに幸せだったな。友達というのはいつでもさりげないものだ。 さりげない家族のようなものだ。



Mar.2009 Karur

2009年9月10日木曜日

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トレーニング中のタレントショーで友達とやった出し物の一部。12のロータス。てっぺんに座っているのが私で、その真下で私を支えてるのが(顔が隠れているけど)我が親友、スーパーヨギのマキシムです。彼の土台で四つん這いになっている人の後ろに、更にジャガディーシュが四つん這いになって、チビの私がマキシムの首まで駆け上がる踏み台になってくれました。どういうわけか危険なパートは大抵私がやる羽目になってたようですが、「ここから崩れ落ちたら股関節脱臼か、頚椎骨折か、下手すりゃ死ぬな・・」というネガティブ思考の克服のヒントをくれたのは、マキシムです。彼の「Don't be afraid.Trust me.」の言葉の中には、妄信とかではなくて信じ得るべき何か、確固たる何かがあった。その何かへの100%の信頼というのは、大きな力になりえるなと・・・。信じる勇気というか、なんていうんでしょうね、あーゆーのは?その何かと常に共にあれるように、一生懸命修行している気がします。マキシムのように。友であり、家族である彼は、私の最高の師です。              
Feb, 2008 Neyyar Dam, India

2009年9月7日月曜日

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泳いでますねー、ガンジス河です。泳ぐなら海よりも川です。
2008年4月、Rishi Kesh, India

ごあいさつ


 先月インド・スリランカより帰国いたしました。長い間留守にして申し訳ありません。そして待っていて下さった皆様、ありがとうございました。ほぼ7か月ぶりに東京に復帰しましたが、いろいろと思うところもあり、レギュラーレッスンの数を半分以上減らしてのクラス再開となります。その代わりといっては何ですが、こちらのブログなるものにて、スケジュール等お知らせ配信することにしました。また、写真のアップデートにも挑戦していきますね。

かわらずに精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。