2010年8月29日日曜日

プラーナヤーマ&瞑想実践18週間コース

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5月から4か月。長いようで短かったですね。昨日の最終回は欠席の方もいらしたので(メンズチーム~!!)全員での写真撮影は叶わなかったけど、こんな感じで無事終わりましたよ。TTCやお仕事で、途中から来れなくなった方、ラストお休みだった皆さんも含め、どうもありがとうございました。4か月間、楽しかったです。記念撮影。


隙間に埋まって見ました~。 私ってこんなにチビッコだった?!
自分の感覚では、もう少し大きいつもりだったのでビックリ。
写真、撮ってみるもんですね~。


うぇ~い。いつも明るく、アットホームなYOGAJAYA。
とにかく明るく、笑って生きる!

本当に楽しいスタジオなのですよ。一度はおいでませ!
先生同士も仲いいけど、生徒さんとも人間同士、魂のお付き合いです。


1名増えました~。お休みの人は顔の切り抜き写真入れる?



 写真には写っていないけど(笑)、今回のコースは男女比がほぼ均等であったことが、ひとつ私にとって良かった点でした。エネルギーを扱うコースだったし、そう実感しています。とはいえ、今の私にとって、決してチョロっと楽勝でこなせる4か月ではありませんでした。昨日終わって家に帰った時、全部出しきった感はありましたね~。でもハーフマラソンからフルマラソン、フルマラソンから、ウルトラマラソン、と少しずつグロスアップしないと。今回はまさに、グルというコーチに課せられた、挑戦であったと思います。
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 それから、18週間の同じようなことを忍耐でやり続けるという、商品としての魅力に欠けるやも知れぬコースにgoサインを出したYOGAJAYAの、ご理解と勇気に感謝。全国でも、ヨガ教室でこういうのは珍しいんじゃないかな・・・。YOGAJAYAと共に、こういった地味で地道なコースのパイオニアになれたことを誇りに思います。以前「インヴァージョンクリニック」と表して6週間の逆立ちコースを行いましたが、それに続く大きな成果だったと思います。ひとえに生徒さんの頑張りのおかげ。
 
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 みんなに伝えたくて温めていたこと、一つずつ実現させて頂きましたが、実は、まだもう一つあるのよね。「ダウンドッグ集中講座」、これもまたいつかね。これからも、自分が成長を怠らない限り、みんなに教えたいこと、溜まっていくと思います。ほら、お金はあげたらどんどん減っちゃうけど、知識は分け合っても減らないし、涸れないじゃない?甲斐性無しで、お金の相談にはのれない私だから、その分みんなに分けてあげられるもの、増やさないとね。
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 一年の三分の一。4か月間を皆さんと過ごしながら、「幸せとはつくづく、今持っているものに満足することだな~」・・・と思っていました。それと、巷で云うところのお金では買えないモノ。愛とか何とか、それが何かは追及したことはないので、私には判らないですけど、私にとっての「お金で買えないモノ」とは、「後悔の無い人生」かも知れん・・・なんて、思ったりもしてました。ありがとうございました。
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 タイのTTCに先駆けて、ひとまずYOGAJAYAはお休みさせていただきますが、みんな元気で、また会おうね!
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心から、感謝をこめて
Om tat sat

2010年8月22日日曜日

まんまのまんまを見据える勇気

ちょっとお年を召してから。
Siwami VishnudevanandaとSwami Chidananda。


「 あなたは今、10代。覚えておいてください、何歳であろうと、どのような状況の中にいようと、あなたは神の神聖な子供であるということを。ですからどんな時も、思い、言葉、行動において神聖であってください。強くあってください。真実に対して勇敢であってください。あなた自身であることに、ゆるぎない勇気を持っていてください。」


 前にもここで引用しましたけど、Swami Chidananda ji から若者へのメッセージ。私が10代ではないことは、賢明な読者の方々は既にお気づきのことと思いますが(・・・というか当然だろ!)、孤独な闘い(内なる闘いとは常に孤独なものなのでR・・・)に負けそうなとき、いつもいつも勇気をくれる言葉です。

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 さて、今日は、センターの夜のサットサンガで、Swami Sivananda グルデヴと生徒のQ&Aを記録した本から「the idea of getting Eternal Bliss is not self-hypnosis 」という一文を読みました。「ここんとこ読もう!」と思って持参した本です。「永遠の至福を得るということは、一種の自己催眠ですか?」という生徒の質問に「断じて、まったく、さっぱり違います!」とグルデヴが答えるんですけど、グルデヴご存命の時のサットサンガでは、実際にこういう質疑応答がなされたんですね~。


 「永遠の歓び」とは、「未来に約束された幸福」のことでは無い。そんなのは「未来に起こるかも知れない不幸に対する怖れ」と表裏一体だから。「永遠の歓び」とは、「時間という概念にも、空間という概念にも、一切制限されない、揺るがない心の平安としての歓び」のことですよね。モークシャってことです。これを限られた時間で、ライブで説明するのがまだ私には難しい。



 それで(遠まわしながら)コップの水が・・・という例のポジティブシンキングの話を添えたのですが、「コップに水が半分もある~、って思える私ってキラッキラ輝いちゃってまーす。今日も超ハッピー!」という無理矢理な自己催眠的多幸感とも違うんじゃないかな~ってことが、言いたかったんですよね、今日の私は・・・。


コップの水の量くらいなら、まだいい。
井戸水に毒が検出されて

「井戸に毒が入っちゃった~。でも5%しか入って無いしラッキーよ!
今日も超ハッピー!ありがたく頂きます、ゴクゴクゴク。」


というは訳には行きますまい。あまりにも現実を無視しすぎ。
かといって


「きゃー!井戸に毒が5%も入った!もう終わりだ、絶望的だ!」

と悲惨な自分に巻き込まれていく必要もない。
「毒など入っておらん!断じて入っとらん!」
と言い張っちゃうのも・・・・・・無しだな~。

「毒が入っちゃったら飲まない。」

というだけの話なのよね。でも、人間とは、闇雲に両極端に走りたがる生き物のようですね。


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聖者が、ガンジス川の流れに、絶え間ない意識の流れを見る話。


 Swami Vishnudevananda ji のこんなエピソードがあります。出家したばかりの頃、「ったく川に祈りなんか捧げて馬鹿馬鹿しい。水なんて単なる物質、H2Oだろ?」と思っていたがガンジス川が、ある瞬間(グルであるSwami Sivananda の導きによって)、絶え間ないコンシャスネスの流れというリアリティに取って変わった・・・と。居丈高だった若者には驚きでしたでしょう。まさに世界がガラリと変わった瞬間だったと思います。・・・・が、スワミジが「ああっ!川が流れてる~!あれは絶え間ないコンシャスネス、至福の流れ!僕はキラッキラ~!超ハッピー!」という風になったとは、私には、どうしても思えないんですよね~。証明する手立てはないんですけど・・・。


 ましてや、「これは水では無ーい、大いなる意識である。全てマヤの作りだした幻想だ!だから飛び込んでも死ななーい!ドボーン!」・・・なんてこと、無い、無い!証明する必要すら無い。スワミジはちゃんとH2Oも見てますよ。でも同時に、その背後にある真実も見ているということです。


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 私たちも、しっかり目を開いて、ちゃんとH2Oを、リアリティーを捉えていかなくてはいけないですよね。ココではないドコカに自分を探すのではなく、ドコにいても在る自分という真実を知るために。


「私は悲しくなんてない!」
悲しみという水を見ないで洪水になるまで放っておくか?


「悲しい!悲しい!悲しい!」と悲しみの海に溺れ死ぬか?


「誰も悪くない!」と堤防の決壊を待つか?


「あいつが悪い!」と憎しみに振り回されるか?




 悲しみは悲しみ、間違いは間違い。そのままにそこに在るもの。無理な好感や、ましてや罪悪感など加える必要はない。それそのまんまを、見つめられますか?・・・と。冒頭に書いたChidanandaji の「真実に対して勇敢であって下さい。あなた自身であることに、揺るぎない勇気を持って下さい。」とは、そういうことです。そして、いつか、成長し、感情や状況のさざ波の向こうに、揺るがない何かを見ることが出来るなら、永遠の歓びの中にとどまれるんでしょうね。
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 「それそのまんま」、ただそれだけのことなんだけど、なかなかどうして説明は難しいね。いつかもっとスマートに説明できるようになれるかな・・・?




ガンガーとグルデヴと若き日のSwami Vishunu。

2010年8月18日水曜日

8月7日 大阪顛末記

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 今日も朝からバリバリいきます。大阪は天満にやってきました。なんか・・・駅前がごちゃごちゃしていてエラく長い商店街が・・・。タイガースという名前の中華屋がやたら多い。そして売っているものが、そこいら中に張り付けたキャッチコピー(?)が絶妙に・・・変っ!ああ、大阪にきてしまった。好きだー大阪。中央線の香りがする。
写真でGO!GO!



 駅前の喧噪を一歩逃れると、こんな素敵なお茶室が・・・。さすが大阪は都会ですねー。午前中は、このお部屋でTTC説明会です。実は今回、商業的にも組織的にも、一切のバックアップ無しに、関西にやってきてしまい、この説明会も、単なる私の個人的な思いつき。ほら、日頃行いが悪いから、せめての一つくらい良いことしないとね。場所は、妙な縁の面白天才シュリラクシュミーが仕切ってくれて、大阪までの交通費等は後述のspirit yoga さんが助けて下さいました。本当にありがとう。説明会に来てくれたみんな!元気ですか?みんなに会えて楽しかったです。




 説明会の後は、面白天才と地元で人気の梨花食堂でランチ。野菜カレーを食べました。山盛りサラダ(お替り一回OK)が付いてくるのが嬉しかったのと、人参が象さんだったり鳥さんだったりして縁起が良い。お味はもちろん美味しかったです~。さて、天才と一旦別れて、モードチェンジの時間。荷物を持って宿にチェックインなんだけど、このホテルが・・・・




 も~、見て見て!ツボです、ツボ!myツボ!私は東京では、かぐや姫の「神田川」みたいなボロアパートに住んでるんだけど、ここは同じ70年代風でもガロの世界だわ!「学生街の喫茶店」あわわわわ。夕刻からのワークショップに向けてやること一杯あるのに、写真撮りまくり。なんか、懐かしい自分の部屋に帰ってきたみたいな、変な感じ。しかも割高な週末料金で4800円。この広さはヨガだって余裕のよっちゃんイカよ!


 作りつけのこのベッド!寝ながら本も読み放題。そしてあれはまさか!懐かしの黒電話だーっ。私の理想の一人暮らし部屋ここに現れました~っ!
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 みんな、勉強だってし放題だよ!そしてマントルピースっていまどきアリ? お願いすれば空気清浄機だって入れてくれるよ。



 部屋の端にはバスルームなんだけど、懐かしくもモダーン!ドアの感じもああ、昭和やねぇ。
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 タイルのお風呂は大きくて、私だと寝転がれるくらい。何故か持参していた自作の入浴剤が、遂に役立つ時がきた。15時間の滞在中に3回入りましたよ、風呂。・・・・ ってホテルの写真を撮りに来たんじゃないんだった。ワークショップに来たんです。お風呂で禊して、30分のシャヴァーサナでモードを切り替えて、いざ参ります。



spirit yogaさんのブログから写真を拝借して。こちらは、なんというか、見えないヴェールで覆われたような静かな気配のスタジオで、私は、とても安心してクラスを進めさせていただくことができました。ラクシュミーのハーモニウムをお借りしてキールタン。
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 途中からご参加くださった方も含め21名の方に御集り頂きましたが、奈良以来久々にお会いした方、遠くから来て下さった方、このブログを読んで下さっている方、以前こっそりやっていた銀座のクラスに来て下さった方。2時間みっちりのアーサナと、1時間みっちりのキールタン、トイレに行く間もないような長い3時間、どこの馬の骨ともわからぬ私を信じて、ついてきて下さってありがとう。あの後、とても満ち足りた気持ちで、変なホテルで眠りに就きました。「一期一会」とは言いますが、「袖振りあうも多生の縁」でもある。皆さんと過ごした3時間は、まるで百万年も待ち焦がれた懐かしい時間の様でした。またいつか、どこかで会えるでしょうか・・・・。
どこにいても、皆さんの幸せをお祈りしています。



翌朝8時の便で、私は京都へ戻り・・・なんてことはなく、見覚えのあるこの顔は「ようじやカフェ 羽田空港店」です。皆さんに貰ったパワーはお昼からのクラスで、東京の生徒さん達に、しっかりバトンタッチしましたよ。Happinessのリレーで地球、廻しちゃって!GO!GO!
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Sitaより感謝をこめて。
ありがとうございました。

8月6日 京都顛末記

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 みなさん、爆弾猛暑ですけど、お元気ですか?暑さで融けるを通り越して、暑さですっかり爆破されているシーターです。とはいえお盆も過ぎればあっという間ですからねぇ。残りの「夏とのアツアツ逢瀬」を楽しむことにします。さて、私は大阪ワークショップから帰って参りましたよ。前日は所用で京都に寄りましたが、日頃レジャーと縁遠い私にとって、今回の関西の旅は爆弾サマーの良き思い出となりました。写真でGO!


 京都へ実は先生を訪ねたのですが、お願いして鞍馬に連れて行って頂きました。ここは、なんか変な山なんですよね。この変感が私は大好き。祀られている「尊天」=「すべての生命の生かし存在させる宇宙エネルギー」とはなんぞや?と密かに盛り上がり、売店のおばさんに聞いたら「毘沙門天と、千手観音と魔王の三位一体」とのこと。先生と私はつまりSivaだろうってことで納得。I can fly!な鞍馬山より。


 最近パワースポットブームですけど、こちらも有名でしょ?このヤントラの中にコンパスを置くと方位が定まらないという噂もあり、早速検証しているところ。すいません・・・・定まっちゃいました。でも、やっぱ鞍馬の山はなんか変なのよね。確かに宇宙をイメージさせる感じ・・・手塚治虫の「火の鳥」の世界観っていうのかなぁ。


 じゃーん!滝行に持ってこいポイント。魔王様が祀ってあったけど、これ、多分、本当に滝行用だったんじゃないかな。メッチャ好きなんです!こういうスポットは!メラメラと血が沸き、大興奮で激写。二重の虹、見える?


 私、義経になってみました~。先生は天狗に・・・。でも遊びはここまで。この後、先生を某スタジオさんにお連れして、今後の打ち合わせをしました。また近いうち来るわい。鞍馬の宇宙人たち、待っといてねー。先生、暑い中一日お付き合いいただき、ありがとうございました。


 一日の終わりに、大阪の女神たちが京都に集まってくれました~。左からラクシュミー、サッテャ、シーター、シュリラクシュミー、チャイタニヤ。ガールズで盛り上がってるとこだけど、全ての話題が完全にシリアスで笑った。みんな、ありがとう。kiss hug kiss hug! 明日は大阪がんばるよ!

2010年8月3日火曜日

しずかちゃんと。


 RishkeshのSivananda Ashram に2日の遅れをもって到着したのは早朝で、受付事務所には、ちょうど、学校に行く前の子供たちがワラワラと群がっていました。なんで遅れたかというと、インド人も呆れるポカをしたもんで、やっとの思いで予約した2泊3日の長距離列車に乗り遅れたから。

 「遅れてすみません」・・・と、鞄から滞在許可証を出していると、子供らが「Miss, What is your name?」と聞いてくる。ユミコだよ、と答えたら、「Yumiko?」、「Japani ?」、ザワザワザワザワ~!唐突に盛り上がって、「Kochikame!? Do you know Kochikame ?」とたたみかけてくるじゃありませんか。

フッ、あんたら、姉さんをなめたらあかんぜよ。「こち亀」、小学生の時からめっちゃ読んでます! 「両津?」 Yeah! 「中川!」 Yeah! 「麗子~!」 Yeah! 「ドラえもんはどうだ?」 Yeese! 「のび太~、しずかちゃ~ん!」 Waaaa! 子供らと私にしか解からない謎の盛り上がりに、受付のスワミも首をひねる。


 あれから2年。

 憧れのしずかちゃんが、私の前に現れた。

 今、朗読劇団みどり組の声優さん達と一緒に、毎週ヨガをしています。過去最高に「お返事」の良いクラスなのは、「しずかちゃん」こと野村道子先生のご指導の賜物であることは間違いないでしょう。

 しずかちゃん。ガキどもに会わせてあげたい・・・というか、自慢したい。「ほれほれ~、私、今しずかちゃんと一緒よ」って。それだけで、彼らは元気に大喜びしてくれるでしょう。 日本の良きアニメは、世界中の子供達をこんなにも笑顔にしてる。私も、「ドラえもん」が見れる金曜夜7時を、毎週楽しみに待っていた子供だったんだもの。

 
 「りょーつー!ドラえもーん!」と叫んで笑う嬉しそうな顔は、真夏にパーっと咲いた屈託のない花みたいでした。人間、大きくなると、想像をはるかに超える辛いことが沢山ある。子供時代から既に辛い境遇の子もいるでしょう。だけど、幼い頃にたった一度でも、あの真夏の花の様に無心に笑えた体験があるのなら、きっと大丈夫なんじゃないかって思うんですね。 その、ささやかなひと時の記憶が、後に自らを救う大きな勇気になるんだと・・・。逆にいえば、子供から、そういった幸せな体験を奪うことは、大人として絶対に許されない、ということです。

「大切なのは、ほんの小さな希望です。」

・・・というのは、私が前にいたa little hope というバンドのド頭のMCの枕言葉。声優さん達は、風がタンポポの種を飛ばすみたいにそっと、世界に希望をばらまいてるのかも知れないね。



 みどり組のヨガに、もしかしたら、一般の方も参加出来るようになるかも知れません。その時はみんなにもお知らせしますね。ヨガの為のヨガではなく、満ち足りて日々を暮らすためのヨガです。ほんの小さな希望を、確かなものにするために。